1.どんな病気なの?

うつの主な特徴は気分がひどく落ち込んだり、何事にも興味を持てなくなり、 また今まで楽しいと思えていた事が辛いと感じるようになったり、 日常の生活にまで支障をきたしている病気です。 うつ病はまわりの人が見ていても気づきにくく、本人も自覚しづらいのが現状です。 近年ではうつ病に関する情報がメディアなどで取り上げられる様になり、 従来に比べ認知度は上がってきましたが依然として詳しい原因は不明です。
2.どんな症状なの?
意欲が低下すると長期にわたる睡眠不足に襲われ不安感が現れてきます。 自分に自身が無くなり価値の無い人間だと感じるようになり、外出をしたり、人との接触を避けるようになります。 また考えがまとまらなったりします。例えば、勉強などについていけなくなったりします。 物忘れが多くなり、目的の場所がどこかわからなくなったり、人との待ち合わせ時間を忘れたりしてしまいます。 また、睡眠や食欲にも障害が起こり、朝起きられず仕事や家事が億劫になります。 空腹である事を認識していても食事をする事もしなくなり、体重の減少なども起こります。 睡眠が浅く、夜中に目が覚めてそのまま朝まで眠れない事もあります。
3.どんな診断を受けるの?
大きな病院の精神科、もしくは、個人で診療を行っているクリニックでの診療が一般的です。 精神科医との面談により、これまでの経過や、現在の状況などについて質問をうけ、 その時の表情や行動、話し方や、会話の流れなどから、総合的に判断されます。
4.発症の原因はなに?
うつ病は女性に多く見られる病気です。 これは女性特有の妊娠や出産、男女の社会的役割の格差などが原因と考えられています。 発症する年齢は20〜30の間で、若年層に多いのも特徴です。 その他にも、低所得であったり、虐待や暴力によるトラウマなどの出来事でもなる可能性があると考えられています。 これらはあくまでもほんの一部の例です。