1.様々な治療方法

[投薬療法] パニック障害の治療で最優先させるのは、投薬によりパニック発作を完全になくさせる事からはじまります。これが収まらないと動けないからです。 [認知療法] これはパニック障害の原因や治療方法を十分に理解してもらい、発作が起こった時に以前のようにパニックに陥らないように感情をコントロールできるようにする目的です。 [行動療法] パニック障害を発症している人が避けていた場所へあえて行かせるようにします。これは、パニック障害の回避行動の修正を行う目的があります。
2.投薬療法
投薬療法ではパニック発作を完全になくさせる事からはじまります。 このサイトでも度々登場するのがSSRIです。 パニック障害の発症には「セロトニン」と「ノルアドレナリン」のバランスが乱れてしまう事が原因にあるとされています。 SSRIがパニック障害に非常に有効である事から各種医療機関で使用されるようになりました。 これを服用する事によりセロトニンの量を上げバランスの乱れを取り戻します。 以前使用されていた薬よりも副作用が少ない新薬として処方されています。
3.認知療法
不安を引き起こす考え方の間違いを自覚する必要があります。 例えばパニック発作が起こった時の動悸や呼吸困難などを重い病気ではないか？と考えてしまう事があります。 このような考え方を変えていきます。そしてこのような不適切な考え方を適切な考えの方を探し出していきます。 例えば、「今度パニック発作を起こしたらどうにかなってしまう」という考え方に対して 「今度パニック発作が起こっても、時間が経てば治る」というような考え方を探し出し、変えていきます。
4.行動療法
行動療法では、パニック障害の方に見られる「逃げ癖」を克服する為に不安や恐怖の対象に避けずに正面から対する事から始めます。 ここで注意しなければいけないのは、明らかに無理な計画は立てずに行いましょう。どんな事をするにおいても繰り返し行う事で自信をつけていきます。 対人恐怖症なら人と会って用件を果たす。ビクビクしていても用件を果たすことにより、自信が出てきます。 自信を養う事によって自らの症状に打ち勝つ力をつけていきます。これらにより気分に左右されないようする目的があります。
5.森田療法
森田療法とは創始者である森田正馬によって確立された療法です。 発端は1919年に自宅を開放して神経症患者の家庭教育治療を始め、神経質に関する学説と治療体系を築き上げた。 そして現在では、森田理論を学び実践する自助グループ「生活の発見会」があります。 ここでは、森田理論を実生活の中で学習し、生かしながら行動することを大切にしているセルフ・ヘルプグループである。 森田理論を学び、実践する事で、悩みの克服を果たし、またそれに努めています。