1.解離性障害(分類)

解離性障害の分類は次の通りです。

1、解離性健忘
2、解離性遁走
3、解離性昏迷
4、トランス及び憑依障害
5、運動及び感覚性解離性障害
6、その他の解離性障害

これらの個別の症状について書いていきます。
2.解離性健忘
そもそも健忘とは何かというと、忘れっぽいとか物忘れがひどいなどの意味で使われます。 解離性障害では、外傷が強い場合や心理的な出来事に関する出来事を部分的にあるいは全体的に忘れてしまっているのです。 健忘の症状は多くの場合には部分的に忘れてしまっています。しかし広範囲に及ぶ健忘の場合もあります。
3.解離性遁走
これは、突然に家庭や職場などの日常的な場所を離れてしまい放浪していたりします。 そして、この間の記憶がまったく無いのです。放浪している間も自分の事が分からず、 何でそこの場にいるのかも分からない常態になっています。誰かに発見された場合も記憶が無く、 覚えていないといった現象が起こります。
4.解離性昏迷
昏迷とは精神活動が停止してしまい、全く動かなくなってしまう状態の時に使用されます。 これは強いストレスや、対人関係のトラブル、などが原因となって起こります。 この状態は音や光にも全く反応しなくなってしまい、この状態が長時間に渡り持続します。
5.トランス及び憑依障害
自我の認識とは異なる状態の事を言います。 通常の意識が失われ、神や霊魂などに取り付かれてしまったように周囲に表現します。
6.運動及び感覚性解離性障害
これは身体の一部又は四肢の一部を動かす能力が失われてしまった状態のことをいいます。 例えば、失立失歩、心因性失声、痙攣、意識障害などの症状をともないます。
7.その他の解離性障害
これにはガンサー症候群などがあてはまります。
ガンサー症候群とは、質問に対して大雑把な返事をすることです。