1.ドメスティックバイオレンスとは?

ドメスティックバイオレンスとは直訳すると「家庭内暴力」となります。 家庭内暴力の印象としては子供が親に暴力をふるうという風に連想されますが、 実際には「夫や恋人など親密な関係にある(あった)男性から女性に対して暴力をふるう事」と位置づけされています。 場合によっては親子間の間でふるわれる暴力にも適用されます。
2.身体的暴力
ドメスティックバイオレンスで一番最初に頭に浮かぶのが、この身体的暴力です。 身体的暴力と聞くとあんまり印象が深まらないので傷害罪としておきましょう。 一般的に見知らぬ人に殴られたら傷害事件として検挙されますよね。それが家庭内だからと言って許される事は絶対にありません。 もちろん、被害者の方が暴力だと認識している必要があります。 どんなものがあるのかというと、殴る、蹴るはもちろんの事、髪を引っ張る、首を絞める、ひきづりまわす、物をなげるけるなどです。 さらに酷い場合には重い傷を負わされてしまう事もあります。
3.精神的暴力
精神的暴力ももちろん度が過ぎれば傷害罪として検挙されます。 実際のところ身体的暴力より軽視されがちですが、精神的暴力が与える影響は凄まじいものがあります。 精神的暴力によりうつ病になったりPTSD(心的外傷後ストレス障害)などになってしまう場合があります。 実際にどのようなケースがあるのかというと、大声で怒鳴る、家族や友人などと付き合う事を制限される事です。 これ以外にも金銭的に困らせる事も精神的暴力に該当すると考えられます。精神的暴力についてはモラルハラスメントで述べたいと思います。
4.性的暴力
性的暴力についても同じことです。男性・女性に関わらず相手が拒否しているのに無理に性交渉を行う事は厳しい罪に問われます。 仮に結婚していたとしても同じことになります。性交渉を拒否されたからと言って無理やりに行えば重罪です。 そして、行為をしないからといって浮気しているのではないか?など言われのない疑いを掛ける事も性的暴力に当てはまります。 一概に結婚しているとは限りません。恋人間においても同じことです。絶対に許せない行為です。
5.ドメスティックバイオレンスによる影響
ドメスティックバイオレンスによる影響は色々な面に現れます。 身体的影響では、あざ、骨折、目の障害、内臓障害、や精神的影響では、発汗、睡眠障害、 めまい、動悸、食欲不振、吐き気、うつ病、PTSD、トラウマなどがあげられます。 もちろん子の他にも沢山あります。 直接的な要因、間接的な要因があります。そして、子供に与える影響もたくさんあります。これを踏まえて次に進みたいと思います。